外国為替証拠金自己保全取引は、証拠金取引とオプション取引を同数量組合せて行う取引です。
オプション取引によって証拠金取引のリスクをヘッジすることができるため、証拠金を自己保全することもできる画期的な取引です。
アウト・オブ・ザ・マネーのオプションを購入した場合、オプションの権利行使価格と証拠金取引の約定価格との差額分の損失が生じる可能性がありますが、オプションのコストを軽減することができます。
相場が予想とは逆に動き、ヘッジのオプションが期限を迎え権利行使となった場合、証拠金取引のポジションと相殺され取引が終了します。
例えばドル高/円安を予想し、証拠金取引でドル買い/円売りを1ドル=100円で、10万ドル分のポジションを取引することにします。
この時、予想がはずれた場合の損失を抑えるために、オプション取引で期限6ヶ月、ストライクプライス100円のプットオプションを10万ドル分購入しておきます。費用は買付け手数料を含め総額20万円とします。
予想通りドルが上昇し、6ヵ月後に110円になったとします。
この時点で決済すると、差額+10円分の利益と、6ヶ月分のスワップ金利を得ることができます。ただし、ヘッジのために購入したオプションは権利放棄されます。
(110円−100円)×10万ドル=100万円
100万円−20万円=80万円+スワップ分
ドルが仮に95円まで下落した場合、証拠金取引だけ取引した場合は差額−5円分=50万円の損失になるところですが、この取引の場合はヘッジのオプションが権利行使され、証拠金取引のポジションと相殺されるため損失はヘッジのために購入したオプションの買付けへ費用に限定されます。
最初に支払った買付け費用20万円のみ+スワップ分
このタイプの取引は、次のことに注意する必要があります。
-
証拠金が保全されるのは、オプションが権利行使され、証拠金取引のポジションと相殺された場合のみです。
オプションが権利行使となる前に取引を終了した場合、証拠金は保全されません。 - アウト・オブ・ザ・マネーのオプションを購入した場合、オプションが権利行使された場合でも、証拠金取引の約定価格とオプションの権利行使価格の差額分の証拠金は保全されません。
-
オプションはイン・ザ・マネー幅が大きいほどプレミアムが高くなります。そのため、イン・ザ・マネー幅を大きく設定した場合、相場が予想通りに動いた時には、ヘッジのためのオプションのコストが高い分、損益分岐点も遠くなります。
また、それぞれの取引について手数料がかかるため、外国為替証拠金取引と外国為替オプション取引を別々に行なう場合に比べお取引にかかる費用が高くなります。 - 弊社の取引の詳細は、<取引概要>及び<取引のルール>をご参照ください。